SSブログ

映画『オズ はじまりの戦い』の感想。 [映画]



そんなに面白い作品ではなかった。少し物足りない。
これがはじまりらしいから続編はあるのかな?続編ありきだから無難に終わらせた感が否めなかった。ちなみに、オズの魔法使いの中身は知らない。

あらすじ(wiki転写)
小さなサーカス団で働くペテン魔術師のオスカー・ディグズ(ジェームズ・フランコ)には野心があった。「この町カンザスには良い奴が沢山いる。だが俺もそれにならって"良い奴"になるつもりはない。俺は違う。俺がなりたいのは、"偉大な人間"さ」 そんなある時、オスカーが乗った気球が嵐に巻き込まれ、彼はしなびた町カンザスから魅惑の国『オズ』へと飛ばされる。オスカーはそこでセオドラ(ミラ・キュニス)、エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)、グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)という3人の魔女と出会い、国の存亡をめぐるトラブルに巻き込まれていく。 ペテン魔術師だったオスカーが、いかにして偉大なる大魔術師オズとなり、また良き人間に生まれ変わってゆくかを描く。


以下曖昧なネタバレ
サーカスでマジックを営むオスカー(以下総称オズ)は観客の少女に、「私を歩けるようにして欲しい」と言われる。種も仕掛けもあるマジックであるからオズにはそれは出来ない。観客からブーイングを受けてマジックを終える。そこへ一人の女がオズを訪ねてくる。ある男からプロポーズされたらしい。それを告げに来たってことは多分両思いの二人だが、オズはサーカスで貧乏な生活をしている自分よりはいい相手だと思ってそれを認める。その後、金銭のトラブルか何かで追われるオズは、助手の力も借りて気球で逃亡することに成功するが、運悪く嵐に巻き込まれてしまう(嵐ってより竜巻)。そこで、神様助けてください!改心します!みたいなことを言っていたと思う。

オズの国へ行くまでは白黒映像だったのが、嵐を抜けていくと色が付いていく。そこで初めて会ったのが西の魔女セオドラ。彼女は予言で偉大なる魔法使いが到来することを察知していて、悪い魔女からこの国オズを救って欲しいと頼む。早速、悪い魔女の刺客に追われて隠れてやり過ごす二人。魔法使いでも何でもないオズは、純真な彼女といい雰囲気になってなんとなく邪悪な魔女を倒すことを承諾する。宮殿へ案内される道中、ライオンに襲われそうになっている翼の生えたベルボーイ姿のサル、フィンリー。助けたのはセオドラだったが、彼女は自分が魔法を使ったことに気付いてないみたいで、その場のノリでオズが助けたように魔法のジェスチャーをする。オズに感謝するフィンリーは貴方に一生仕えますと告げてお供することになる。それは嘘じゃないよな?とフィンリーに確かめたオズは、自分が魔法使いでは無く手品師であることを彼だけに暴露する。落胆したフィンリーはしようがなくオズたちと同行することに(荷物持ち兼助手)。

エメラルド・シティの宮殿へ到着したオズたちは、セオドラの姉である東の魔女エヴァノラに会う。エヴァノラはオズが偉大なる魔法使いであることを最初から疑っていた。早速、悪い魔女を倒しに行ってくださいと頼まれたオズは、宮殿の財宝が全部自分のものになると知って張り切る。魔女の魔法の杖を奪って折れば倒せるらしいこともわかったからだ。

オズとフィンリーが向かう途中に、凄惨に破壊された陶器の町を見つけ、一人だけ生き残った少女が泣いているのを発見する。どうやら悪い魔女の仕業らしい。身体が陶器でできている彼女の足は割れてしまっていて、もう立つことができない。そこで、オズが所持していた接着剤を使って優しく直してあげるのだ(このシーンは結構好きかも)。すっかり懐いてしまった少女もオズは止めたが同行することになる。この少女は最後まで可愛いかった。割れちゃうから大事に扱わなきゃいけない少女っていう設定もいい(ナイフ所持してたけども)。

それからのテンポが速い。墓場みたいなどんよりした場所でその目的の魔女が黒装束で現れ、フィンリーが引き付けてる間に魔法の杖を奪う。それを折ってしまえば魔女は死んでしまうが、オズはそこまでするつもりはなかった。魔女が黒装束を脱ぐと現れたのは南の魔女グリンダ。彼女は、オズに自分がプロポーズされたことを告げに来た女と同じ顔で、グリンダが言うには騙されてるのはオズの方だということ。オズはグリンダの言うことを信じたのだ。
一方、エヴァノラ達は水晶でオズ達のことを監視していた。悪い魔女というのは彼女なのだ。エヴァノラはオズを騙すことに失敗したことを悟り、魔物の大群を送る。セオドラの性格は結構純真で、オズに裏切られたと感じてしまう。それも、エヴァノラが焚き付けてセオドラの強い魔力を利用し、姿も醜い魔女に変貌させる。

魔物に追われるオズ一行は、グリンダの魔法の助けもあり、シャボン玉で浮遊してそのまま南の国へ入る。国へ侵入するには結界があって、悪しき心を持つ者は侵入できないらしいが、オズもなんとか通過した。実は、グリンダはオズが魔法使いじゃないことを最初からわかっていたようだ。それでも、この国に希望を持たせたいという願いを持っていた。オズは、戦いを知らない平和なこの国の希望だったのだ。盛大に迎えられたのはいいが、本当の魔女と化したセオドラが先陣を切って結界を破り侵入してくる。オズは誰だかわかっていない。力を見せ付け宣戦布告をして去っていくセオドラ。オズ達は残された時間で戦いの準備を迫られる。

南の国の人々は勤勉で器用だ。それも幸いして、オズはいろんな機械、服や人形、花火を作らせて戦いに挑む(たしか3日くらいしか猶予無かったような)。戦いの場はエメラルドシティ。オズ達が敵地に変装して乗り込むのだ。敵を欺く作戦が中心で、厄介な魔物の大群の足止めには、多くの人形を霧でばれないように隠して兵士に思わせた。それを見破ったエヴァノラは、グリンダを拉致して括り付け、魔法で痛めつける。ここでグリンダの父が以前のエメラルドシティの王で、エヴァノラに殺されたという因縁の相手だということがわかった(たしかそんな感じ)。そこへ、オズが内緒で作らせた気球が上がる。オズを信じていないエヴァノラ達を含めた大勢は、オズが宮殿の財宝を積んで逃げたと思い込み、気球は魔女の攻撃で落とされる。炎上し、落下した気球はさらに炎上してオズの顔が浮かび上がる。私を倒してみろー!って煽って魔法で攻撃させるが、映写機のような物で顔を写しているだけで、実体にはノーダメージ。これで魔女達はビビッてしまうが、攻撃はしてこれまいとたかを括る。そこで花火を打ち上げて見事魔女達を追い出すことに成功する。

グリンダとエヴァノラの対決もあって、グリンダも結構強い魔女らしいことがわかった。結局、変貌したセオドラの正体をオズが知らないままだったし、覚えてろよーみたいなノリだったから続編はあるのだろう。3人の美女の魔女が見所だろうか。しかし、オズの世界全般は科学を知らないらしい。オズの手品師(マジック)としての知恵が生かされたことにより国は救われたわけだ。オズが元の世界に戻ろうとする意思は感じられなかったこともあり、このオズの世界に留まることになるのだろう。グリンダとキスして終わったが、やっぱりそんなわけにはいかず、元の世界の彼女が忘れられなくて帰ると思う。在り来たりなのがその線で、竜巻で行き着いた先がちょうど彼女の結婚式の最中と予想する。いや、でもオズは美人の女性なら誰でもいいようなキャラに見えたな。

リンク
オズ はじまりの戦い - Wikipedia


オズ はじまりの戦い ブルーレイ(デジタルコピー付き) [Blu-ray]

オズ はじまりの戦い ブルーレイ(デジタルコピー付き) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: Blu-ray



nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 4

ノエ

三部作という事で
オズはドロシーが来るまでは元の世界に帰らないor帰ってもオズの国に戻ってくるとおもいますよ?

じゃなければオズの魔法使いに登場できませんものw
by ノエ (2013-10-06 20:39) 

ヴァル

なるほど!

オズの魔法使いの内容は知らないけど、それの前日譚が今作であるらしいことから、最終的にオズの国に滞在してないと「オズの魔法使い」が成り立たないってことですね(自分が考察したオチすら忘れてた..)。

それなら、元の世界で一緒に過ごした彼女が息を引き取ってから、オズの国にまた導かれるとか。これで未練もないはず!(おぃ

いずれにしても、元の世界の彼女との決着はあると思うのですよ。


by ヴァル (2013-10-07 01:51) 

ノエ

何度もすいません

いぇ、私はそうは思いません。

まぁ原作も100年以上前のものなので結末も作品をアレンジする人によって違うかもしれませんが
オズは今作で玉座にあんな装置を作らせたのでオズの世界から出る事はなかなか出来ないと思います。あれはオズが居ないと役目を成さない装置ですから

ドロシーからカンザスに帰りたいと言われた時にオズは帰す事ができないと言ったと思います。
その時点ではオズには帰す術がわからない又は帰ろうとはそれまで思わなかったのかと私は推測します。

そしてオズは自分が気球で来たので一緒に気球で帰ろうと言ったのですがドロシーを乗せる事ができなくてオズ一人で気球に乗って行ってしまうようです。

その後、グリンダが帰る方法をドロシーに教える感じなので多分それまでオズは帰ってはいないんだと思います。

あくまで私の見解ですがw

長々と何度も失礼しました(ノω=`)
by ノエ (2013-10-25 04:25) 

ヴァル

んー、そういわれるとそう思えてくる..w

オルゴール(のようなもの?)の意味も、元の世界の彼女との思い出が関係あるかもしれないと思ってて引っかかっていたけれど、元から彼のスタイルかもしれない。

今作では、元の世界で出来なかったことがオズの世界で果たせていて、最初に出てきた足の不自由な少女の足は治すことが出来なかったけど、オズの世界に出てくる陶器の少女の割れた足は直すことが出来たように、グリンダと彼女が似てる理由も、それだけの意味なのかもしれないですね。

気になってるのは、オズの偉大な男になる目的を叶えるのは、オズの世界だけでいいのかな?ということです。それで良くて未来の結果だとは思うけど、個人的に納得しないなーとw

..まぁ、第二部を待ちましょう(いつになるやら)。
その時にまたテレビなんかで放送すると思うので見直すと思います。

というか、こんなに深くこの作品を考えさせられるとは思ってなかったよ!
ノエさん何者だよっ!



by ヴァル (2013-10-28 01:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。