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映画『シュガー・ラッシュ』の感想。 [映画]



ディズニーのアニメ映画。この映画はかなりオススメだ。ファーストデーに鑑賞して観客が平日より沢山いたこともあって、劇場を後にした観客が満足感を吐露していたのをちらほらと聞くことが出来た。今年観た映画で今のところ一番面白かった。本編の前に上映された短編モノクロアニメの『紙ひこうき』もなかなか味わいがあった。というか、ディズニー映画は基本ハッピーエンドだから後味はいいのは当たり前だけど、不満な点はかけらもないってことを加えておく。

ストーリー
ゲームセンターのゲームのキャラクター達は、稼動時間が終わると自由な時間を過ごす。それぞれのゲーム機のコンセントを伝って「ゲーム・セントラル・ステーション」というゲーム世界のターミナル駅に繋がっていて、キャラクター達はそこで交流しているのだった。

・「フィックス・イット・フェリックス」
8ビットアクションのゲームのひとつ「フィックス・イット・フェリックス」。このゲームのプレイヤーは修理工のフェリックスを操り、アパートメントビルの屋上に陣取る悪役のラルフが落としてくるレンガを避けながら、ラルフに破壊されたアパートの窓ガラスを愛用の“魔法のハンマー”で全て直していく、30年間親しまれているレトロゲームだ。
クリアすると、プレイヤー(フェリックス)にはゴールドメダルが授けられ、毎回住民達にアパートメントビル横の地面の泥溜まりに落とされるラルフ。悪役を演じているラルフだが、実はヒーローになりたいと思っている。短気だが心優しい大男だ。しかし、ゲームの中では悪役のため、アパートビルの住民ともあまり交流が無く、アパート近くのレンガが積み上がった山にひとりで住んでいる。そんな生活に嫌気が差しているラルフは30周年を機に、以前から誘われていたゲームの悪役キャラクターが週一で集う集会に参加することにした。そこでまとまった意見は、自分達の与えられた役柄を今まで通りに続けていこうということだった(多分、毎週励ましあっているんだよ..)。
満足な答えを得られなかったラルフは、自分のゲーム世界に帰ると、アパートメントビルで「フィックス・イット・フェリックス」の30周年記念パーティーを開いていることを知る。一人だけ誘われていないラルフはフェリックスを介してパーティに参加しようと試みるが、フェリックスとは正反対に住民達には歓迎されず、壊すことしか出来ないことを悟られ、つい怒ってケーキを壊してしまう。ラルフは、悪役でもヒーローになれることを証明するためにメダルを手に入れることを約束してしまうのだった。

・「ヒーローズ・デューティ」
休憩所のような場所で、ある兵士がやる気をなくして何かを呟きながらさまよっている。メダルを得る方法を考えていたラルフは、その文言に「メダル」が入っていることを聞き逃さなかった。ラルフは兵士の装備を剥ぎ、メダルをゲットするために変装して、シューティングゲームの「ヒーローズ・デューティ」に参戦してしまうのだ。
「ヒーローズ・デューティ」では、プレイヤーが兵士を操り、リーダーのカルホーン軍曹(女性です)の指示のもとで凶暴な敵の巨大昆虫サイ・バグを倒しながら進めるガンアクションシューティングだ。クリアしてメダルを得るためには、塔の最上階まで進まなくてはいけない。サイ・バグにはモノを取り込む能力があり、軍曹の忠告をよそにラルフの武器は吸収される。さらに逃げ惑い、ゲームとプレイヤーを混乱させる。そのせいでプレイヤーの子供は「何だこのゲーム?」という感じでゲームを中断してしまう。その間にラルフは、自力で無理やりに塔の頂上によじ登り、ゴールド・メダルを入手する。無数のサイ・バグが眠る卵を避けながら歩むが、誤って孵化させてしまい、脱出ポットでこのゲームを逃れるも、孵化したサイ・バグも一緒に連れてきてしまう。制御できない脱出ポッドはターミナル駅を経由して他のゲームに突入する。カルホーン軍曹は、脱出ポッドの中にサイ・バグも一緒に乗り込んでいることを見逃していなかった。

一方、「フィックス・イット・フェリックス」では、プレイヤーがゲームを始めたのにラルフが出てこない事態に陥る。そのことで、ゲーム筐体に故障中の貼り紙を張られてしまったのだ。ゲーム機が撤去されれば居場所が無くなってしまう。このまま電源を完全に切られたら、存在そのものも無くなってしまうことに住人達は恐れ、混乱する。そんな中、フェリックスはラルフを探しに「ヒーローズ・デューティ」に駆けつける。そこで、フェリックスはカルホーン軍曹と出会い、一目惚れする(「こんな美しい解像度見たことがない...!!」みたいなこと言ってたね)。カルホーン軍曹はサイ・バグを倒すため、フェリックスはラルフを連れ戻すために一緒に「シュガー・ラッシュ」へと向かう。

・「シュガー・ラッシュ」
脱出ポッドが突っ込んだ先はレースゲームの「シュガー・ラッシュ」。お菓子で出来ているこの世界に迷い込んだラルフは、一人の少女ヴァネロペと出会ってしまうことで、肝心なメダルを彼女にとられ、レースのエントリーに使用されてしまう。優勝すれば取り戻せるかもしれないと言うヴァネロペの言葉に渋々協力することになったラルフ。ヴァネロペは、プログラムに欠陥(ノイズがちらつく)があることでレース出場を禁じられ、住人から除け者にされている。ラルフは、それでもレーサーになる夢をあきらめない彼女に自分を重ね、次第に友情が芽生えるのだ。

練習を経て、レーサーとしての才能も開花させたヴァネロペはレース当日を万全で迎えた。会場へ行く前に忘れ物を取りにいったヴァネロペを待つラルフの前に現れたのは、この国を統治し、レース出場者の一人でもあるキャンディ大王だった。彼は持ってきたメダルをラルフに渡し、ヴァネロペを目の敵にしている理由を明かす。彼女がレースに参加しているときに欠陥プログラムの影響でゲームプレイヤーに不具合が見つかると、ゲーム筐体が撤去されてしまい、不具合であるヴァネロペだけは「シュガー・ラッシュ」から逃げることも出来ずに消えてしまうらしい。ヴァネロペのためにレースを辞退して欲しいと告げてその場を去る。戻ってきたヴァネロペがラルフに渡したのはお手製のメダルだった。ラルフはヴァネロペのためを思って、一緒に作ったレースカーを破壊するが、本物のメダルを所持していたことに気付かれてしまう。裏切られたと思われたヴァネロペは泣き崩れる。ラルフは無念ながら「フィックス・イット・フェリックス」へ帰っていく。

ラルフが戻ると、住人達がほとんど逃げ出したことを知る。メダルを手に入れたことでマンションに住む資格は得られたが、一人きりになってしまった。マンションの最上部から空を見上げると、故障中の貼り紙の先に見えたのが「シュガー・ラッシュ」のゲーム筐体の側面に描かれているヴァネロペの姿だった。不具合だと聞かされていたヴァネロペは本当はゲームの一員なのではないか?という疑問を晴らすためにラルフは再度、「シュガー・ラッシュ」に向かった。

省略ネタバレと感想
「シュガー・ラッシュ」の世界を操作し、ヴァネロペに欠陥プログラムを加えたのはキャンディ大王だった。そして、キャンディ大王の正体とは、「ターボする」(他のゲームに侵入し、妨害して筐体ごと撤去されるきっかけをつくること)の名前の由来となって消滅したと思われていた、ターボ本人だったのだ。彼の目的は「シュガー・ラッシュ」を乗っ取ることで、王女であったヴァネロペの存在が邪魔だったのだ。まぁ、最後はハッピーエンドだから以下略(ほとんどwikiを参考に写したようなものだし)。

サイ・バグが最後に大量に増えてラスボスかと睨んでたから、キャンディ大王(というかターボ)は不意を突かれた感はあった。ゲームキャラの設定がしっかりしているし、付箋も最後には綺麗に回収されているから気持ちがいい。フェリックスとカルホーンの結婚式なんか特にそう思った。個人的にはヴァネロペのかわいさが楽しめた理由の6割くらい占領していたが(ヴァネロペちゃんぺろぺろ)。ヴァネロペの欠陥プログラムもレースカーと同じく、てっきりフェリックスのハンマーで直すものかとばかり思っていたけど、その弱点をも自ら克服し、「瞬間移動」として制御できるようになったのはすごい。自分の特殊能力にしてしまうとは思わなかった。あれで励まされた視聴者もいるんじゃないかな?この作品は続編が出ても楽しめると思うけど、最初からヴァネロペが出てなきゃ困るわな!

ブルーレイなどを購入したときに、また更新しようと思う。

リンク
シュガー・ラッシュ | ファンタジー・アドベンチャー | ディズニー映画
シュガー・ラッシュ - Wikipedia


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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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